うちわは、世界でそれと似た形などがあります。古代のエジプト、中国の文献からもうちわらしきものが出てきます。宗教儀式に使われたものとして、現代のうちわとは少し様子が違いますが、その姿は原型と言えるでしょう。日本のうちわは、日本国内で独特に変化していったものということが分かります。江戸時代の庶民の知恵というのでしょうか、その形から風を起こす道具として使われて、現代に至っているのが分かります。
うちわは、日本の風物詩といえるぐらい、独特の進化をしてきました。絵柄もそうですが、祭りという字を大きく入れてハッピの背中に刺した姿をよく見ます。浴衣姿の女性でもパタパタとうちわを持ちながら出店を回る姿もなかなかいいものです。
夏の季節は暑く一昔前ですと、うちわで煽ぐ姿が目に止まったのですが、現在では、エアコンが普及しているので、建物の中は快適な空間となっています。ですから出番が減ったように見えますが、個人的に使う道具とすれば、うちわは、まだまだ健在です。
うちわ無しで、真夏の昼間はやはり外に出ると暑さは厳しいです。そういった場面では、やはり自然の風で涼めるうちわが恋しくなります。名刺代わりに配る業者もうちわに宣伝広告を載せて、うちわを使ってもらおうとアピールを試みています。
こうした中で、いくら快適なグッツが生まれても、毎年うちわは出回っていますので、風を送る快適さは、うちわ以上は見つからないでしょう。日本の文化のひとつとして、現代、そして未来も変わらぬ姿で、うちわはいて欲しいと願います。
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